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【医師が解説】なぜいま流行?インフルエンザB型の特徴と予防方法2019

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【執筆・監修】
内科医 岡村信良(医療法人 小田原博信会 久野銀座クリニック)
内科医・岡村信良
【経歴】
平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

インフルエンザの流行期といえば、早くて11月頃から始まり、2月頃まで流行が続きます。さらに長いと3月頃まで感染者が出るというイメージがあるのではないでしょうか。
しかし本年度は、暖かくなってきた4月以降も、インフルエンザの感染が増加しているという報告が各地で発表されているのです。

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インフルエンザB型

インフルエンザB型の基本的な特徴については、
感染後1~3日間ほどの潜伏期間を経て、38度以上の発熱・頭痛・筋肉痛・関節・倦怠(けんたい)感等の症状が出現した後、咳(せき)や鼻水等の上気道炎症状が現れるケースが多いです。
B型では、高熱が出ないケースもあります。(※37度台)
また胃腸炎のような症状が出現するという特徴があります。

比較すると、感染性胃腸炎の場合は、1~2日程度で快方に向かいますが、
インフルエンザB型の場合は、症状が3日以上継続されるケースがあります。
ですが、1週間程度経過すると症状が快方に向かいます。

なぜ4・5月に、再流行となった?

一般的にはもうすでに終息したと思われていたインフルエンザが、再びこの時期に流行した理由にはいくつかあるでしょう。

例えば、春先の寒暖差。3、4月に雪が降り気温が下がって寒くなった地域があったり、降水量が少ない地域があったり等、各地で気候や気温が急激に変化したことにより、身体がその状態についていけず体調を崩しやすくなり、結果インフルエンザを発症する人が増えたと考えられます。

もう一つのB型がはやってきた理由としては、例年では12月頃にインフルエンザA型が流行し、その後2月以降にB型インフルエンザが流行するケースが多いのですが、本年度はA型の流行が1月に多くなり、B型はさほど流行しなかったことが挙げられます。その結果、流行期が4月にずれて現在のような状況になっていると考えられるでしょう。

花粉症だと思っていたらインフルエンザ。合併症を知ろう!

①花粉症

花粉症の人は粘膜が弱くなっているため、インフルエンザ・ウイルスが侵入しやすくなります。また、花粉症により鼻が詰まると、口を開けて寝てしまいがちですが、そのことで喉が乾燥し、インフルエンザ・ウイルス感染が起こりやすくなるといえます。

B型インフルエンザは、くしゃみ・鼻水・咳(せき)・微熱等の症状が現れますが、これらの症状が花粉症と類似しているため、自分では花粉症だと思っていても、実はインフルエンザだったというケースもあります。

②インフルエンザ脳炎、脳症

突然高熱が出た後、言動異常や意識障害、幻覚等の中枢神経障害が起こります。

③肺炎

特に高齢の方は注意が必要です。インフルエンザに感染すると、気道粘膜等が衰弱して細菌が侵入してしまい、肺炎を発症するリスクが高くなるのです。微熱が数日続く、咳が長引く、痰(たん)がからむ、呼吸が浅い等の症状がある場合は、特に注意しましょう。

オススメの予防方法!

王道は手洗い・うがい&咳エチケットの徹底!

インフルエンザの感染経路は、主に接触感染と飛沫(ひまつ)感染であるため、手洗い・うがいの徹底が重要です。また、咳エチケットの遂行も大切です。
<手洗い方法>
手洗いの際は、せっけん等を使用して洗い、流水でよく手を流す。消毒用エタノールを使用する際は、乾燥させた状態で使用する。
<咳エチケット>
咳や、くしゃみが出るときはマスクを着用する。マスクがない場合は、ティッシュやハンカチで口、鼻を覆うようにする。

他にも知っておきたい。大切な予防対策6つ!

・繁華街、人がたくさん集まる場所にはなるべく行かないようにする
・栄養バランスのよい食事をとるようにする
・休養をしっかりとる
・室内環境を整える。(特に乾燥しないように、適度に加湿する)
・インフルエンザの可能性がある場合には、周囲への配慮を行うようにする
・インフルエンザの予防接種を行う。(重症化や合併症を予防するため)

インフルエンザは、冬が過ぎて暖かい春になれば終息していくと考えがちですが、4月になっても各地で散発的に流行が続いていることから春インフルという言葉も出始めています。

また、春だけではなく夏にインフルエンザが流行した年もあり、東南アジアでは年間を通して発生しています。
インフルエンザに感染しないためには、手洗い、うがいを徹底し、ウイルスを除去しましょう。またインフルエンザの予防接種も有効と考えられているので、体調に合わせて毎年の接種を検討してみてください。
インフルエンザ感染は、1人の発症からどんどん広がっていくため、一人ひとりがインフルエンザに感染しないように予防対策をしっかり行っていくことが重要ですね。

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【参考文献】
感染症対策特集~様々な感染症から身を守りましょう~ | 首相官邸 https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho2013.html
春なのに…インフルエンザ流行の不思議 : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞) https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170426-OYTET50013/
インフルエンザ、なぜ2回かかる? 流行過ぎても注意|ヘルスUP|NIKKEISTYLE
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO41391370Y9A210C1000000/
インフル「再流行」 季節外れにまたかかるのはなぜ – MSN.com https://www.msn.com/ja-jp/health/healthy-lifestyle/インフル「再流行」-季節外れにまたかかるのはなぜ/ar-BBWgjk3

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